タペストリー・インク 2025年度第1四半期の業績を発表 | 通期業績見通しを上方修正

本資料は、タペストリー・インクが2024年11月7日(木)午前7時(日本時間:同日午後9時)に発表したプレスリリースの日本語翻訳版です。
<報道関係者各位>
タペストリー・インク
2025年度第1四半期の業績を発表
通期業績見通しを上方修正
- コーチの成長により、会社の見通しを上回る収益及び利益を達成
- 希薄化後1株当たり利益0.79ドル、非GAAPベースでは過去最高の1.02ドルを実現
- 280ベーシスポイントの売上総利益率拡大により、営業活動によるキャッシュフロー及びフリーキャッシュフローが上昇
こちらのリンクから各ブランドの解説を含む2025年度第1四半期の業績説明資料(英語のみ)がダウンロードできます。
ニューヨーク 2024年11月7日 − ニューヨークに本拠地を置き、アイコニックなアクセサリーとライフスタイルのブランド、コーチ、ケイト・スペード、スチュアート・ワイツマンを展開するグローバル企業 タペストリー・インク(NYSE:TPR)は、本日、2024年9月28日に終了した2025年度第1四半期の業績を報告しました。
タペストリー・インク最高経営責任者のジョアン・クレヴォイセラは次のように述べています。
「第1四半期の業績が予想を上回り、当社の戦略的成長アジェンダを推進させるブランドの魅力訴求と卓越した業務遂行力を実証しました。各国の有能なチームが革新的な製品、エクスペリエンス、ストーリーテリングを通じてお客様とのつながりを醸成すると共に、流動的な社会情勢にありながら集中力と規律のある事業運営に取り組んできました。独自性のあるブランド、敏捷性に優れたプラットフォーム、堅調なキャッシュフローを維持することで、戦略的かつ財務的な柔軟性を確保し、2025年度及びそれ以降にわたってオーガニックグロースを加速し、より高い価値を創出していける優位な位置づけを確保しています」
タペストリー・インクの業績及び戦略に関する主なハイライト
2025年度第1四半期中、タペストリー・インクは戦略的プライオリティーを前進させ、世界的な経済情勢及び消費環境の複雑化にもかかわらず、希薄化後1株当たり調整後利益の2桁成長と好調なキャッシュフロー創出を成し遂げました。主なハイライトは以下の通りです。
お客様との永続的な関係性の構築
- 全ブランドでカスタマーエンゲージメントを強化したことにより、北米だけで約140万人の新規顧客を獲得し、その半数以上がZ世代及びミレニアル世代でした。
グローバルな成長を強化
- 報告書ベース及び恒常通貨ベースの収益はタペストリー・インクの見通しを上回り、ほぼ前年並みとなりました。コーチの売上成長が加速し、利益率の上昇が引き続き予想を上回りました。
- 海外の売上高は恒常通貨ベースで2%増となりました。ヨーロッパの好調さ(27%増)を、予想通り、APAC全体の減収(2%減)が一部相殺しています。
- 北米の売上は、計画的な卸売削減を含み1%減となりました。売上総利益率の拡大が寄与し、当地域の営業利益率及び利益は前年を上回りました。
- 希薄化後1株当たり調整後利益は予想を上回る2桁台成長を達成すると同時に、特にマーケティングを通じたブランド構築への戦略的投資を継続しました。
- 営業活動によるキャッシュフローは1億2,000万ドル、フリーキャッシュフローは9,400万ドルと好調で、タペストリー・インクの長期的成長アジェンダ及び配当による株主還元プログラムに貢献しました。
魅力的なオムニチャネル・エクスペリエンスを提供
- ブランドへの渇望感、お客様とのつながり、文化的共感を強めることにフォーカスし、タペストリー・インクのデータドリブンなカスタマーエンゲージメント・プラットフォームに裏打ちされた、唯一無二のシームレスなオムニチャネル・エクスペリエンスを提供しました。
- 恒常通貨ベースで前年並みのD2C売上を達成しました。これにはデジタルでの1桁台後半の増収と世界的な実店舗の1桁台前半の売上減を含みます。
ファッションの革新性と製品の卓越性の向上
- コーチに代表されるように、強力なイノベーションをお客様にもたらし、ハンドバッグの収益成長と平均小売単価を押し上げました。
- 優れた業務パフォーマンス、運送費の低下、為替変動の追い風により、売上総利益率を280ベーシスポイント大幅拡大させたことで、引き続き規律あるブランドビルダーかつ事業者であることが裏付けられました。
- タペストリー・インクのアジャイル・サプライチェーンを活用し、クリエイティビティー、価値、クラフトマンシップをグローバルに提供すると共に、急速に変化するビジネス環境に対応した精緻な在庫管理を可能にしました。
2025年度第1四半期の業績
- 純売上高は合計15億1,000万ドルで、報告書ベース及び恒常通貨ベースでほぼ前年同期並みとなりました。当期中、ドル高による40ベーシスポイントの為替差損が反映されています。
- 売上総利益は合計11億3,000万ドル、売上総利益率は75.3%となりました。これには業務改善による180ベーシスポイントと運送費低下による60ベーシスポイントの恩恵、為替変動の追い風が寄与しています。なお前年同期の売上総利益は11億ドル、売上総利益率は72.5%でした。
- 販管費は報告書ベースで合計8億8,300万ドル、対売上比の販管費率は58.6%、非GAAPベースで合計8億5,000万ドル、対売上比の販管費率は56.4%となりました。なお前年同期の販管費は報告書ベースで合計8億4,500万ドル、対売上比の販管費率は55.8%、非GAAPベースで合計8億2,500万ドル、対売上比の販管費率は54.5%でした。
- 営業利益は報告書ベースで2億5,200万ドル、営業利益率は16.7%、非GAAPベースで2億8,500万ドル、営業利益率は18.9%となりました。なお前年同期の営業利益は報告書ベースで2億5,300万ドル、営業利益率は16.7%、非GAAPベースで2億7,300万ドル、営業利益率は18.0%でした。
- 支払利息の総額は報告書ベースで3,100万ドル、非GAAPベースでは700万ドルの受取利息となりました。なお前年同期の支払利息の総額は報告書ベースで1,300万ドル、非GAAPベースで700万ドルでした。
- その他の収入は400万ドルでした。なお前年同期のその他の支出は100万ドルでした。
- 純利益は1億8,700万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.79ドルとなりました。非GAAPベースの純利益は2億4,200万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.02ドルです。なお前年同期の純利益は1億9,500万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.84ドル、非GAAPベースの純利益は2億1,600万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.93ドルでした。2025年度第1四半期の税率は報告書ベースで17.3%、非GAAPベースで18.5%です。なお前年同期の税率は報告書ベースで18.2%、非GAAPベースで18.3%でした。
収益情報の概要(未監査)- 単位は100万ドル
貸借対照表とキャッシュフローに関する主なハイライト
- 現金及び現金等価物、並びに短期投資の合計は73億1,000万ドルで、カプリ・ホールディングス・リミテッド買収計画の資金調達のために2023年11月に発行した61億ドルのシニア債を反映した借入金残高の合計は73億1,000万ドルでした。
- 棚卸資産は前年度末の9億4,300万ドルに対して10億3,000万ドルとなり、積送品の増加を反映して、予想通りの結果となりました。
- 2025年度第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは前年同期の7,500万ドルの流入に対して1億2,000万ドルの流入でした。フリーキャッシュフローは、前年同期の5,400万ドルの流入に対して9,400万ドルの流入でした。これには前年同期の2,900万ドルに対して3,000万ドルの設備投資及びクラウド化に関連する導入費が含まれています。
配当
タペストリー・インクの取締役会は2024年12月6日の営業終了時点の株主名簿記載の株主に対し、2024年12月23日に普通株式1株当たり0.35ドルの四半期現金配当を行うと宣言しました。
タペストリー・インクは2025年度も引き続き配当を通じて約3億2,500万ドルの株主還元を見込んでおり、年間配当は1株当たり1.40ドルと予測しています。
非GAAPの調整
2025年度第1四半期中、タペストリー・インクは税引前利益を7,100万ドル、純利益を5,500万ドル、希薄化後1株当たり利益を0.23ドルそれぞれ減少させた特定の項目を計上しました。これらの項目は買収に関する費用で、主に資金調達や専門家の費用に関連するものです。
GAAPから非GAAPへの調整の詳細については、本プレスリリースの財務諸表3及び4をご覧ください。
業績見通し
タペストリー・インクは非GAAPベースの2025年度業績見通しを引き上げ、現在のところ以下の通り見込んでいます。
- 収益は報告書ベース及び恒常通貨ベースで前年比約1% から2%増加して67億5,000万ドル超。報告書ベースで微増、恒常通貨ベースで約1%増と前回ガイダンスを上回る見込み。
- 営業利益率は前年比で50ベーシスポイント超の拡大。
- 受取利息の総額は約2,000万ドル。
- 税率は約19%。
- 希薄化後の加重平均株式数は約2億3,800万株。
- 希薄化後 1 株当たり利益は4.50ドルから4.55ドルの範囲で前年比1桁台半ばの成長。4.45ドルから4.50ドルの範囲というタペストリー・インクの前回ガイダンスから上昇。
- フリーキャッシュフローは取引関連費用を除いて約11億ドル。
この見通しは以下を前提としていることにご留意ください。
- カプリ・ホールディングス・リミテッド買収計画に関連した収益、利息の総額、利益の影響が含まれていないこと。
- 2025年度中に将来的な自社株買戻しによる影響がないこと。
- 米ドル高は進まないこと。予測時点でのスポットレートに基づく情報による。
- インフレ圧力や消費者心理が大幅に悪化しないこと。
- 一般特恵関税制度(GSP)復活の可能性による恩恵を受けないこと。
- 2024年11月の米国大統領選挙の結果に起因する政策変更の可能性に関連する影響を受けないこと。
これら及びその他の外的要因の動的な性質を鑑みると、業績が今回の見通しから大きく異なる可能性があります。
業績見通し:非 GAAP への調整
タペストリー・インクは、本プレスリリース及びカンファレンスコールにおいて提示された非GAAP財務指標をGAAPと完全に調整して提供することができません。これはカプリ・ホールディングス・リミテッド買収の時期や買収額、資金調達、パーチェス法による会計処理、統合関連費用、会社の諸費用など指標に影響を与える特定の重要項目がまだ発生しておらず、現時点で合理的に見積もることができないためです。従って、タペストリー・インクの非GAAP財務指標のガイダンスのGAAP指標との調整は非論理的な手続きなく提示し得ません。
カンファレンスコールについて
タペストリー・インクは、本日2024年11月7日午前8時00分(米国東部標準時)に、今回発表の業績についてのカンファレンスコールを実施します。ご関心のある方は、インターネットにてライブのウェブキャスト www.tapestry.com/investors にアクセスされるか、カンファレンスコール(1-866-847-4217または1-203-518-9845にダイアルし、カンファレンスID 4306173を入力してください)へお申し込みください。電話による再放送(1-800-283-4641または1-402-220-0851にダイアル)は同日の米国東部標準時、正午より5営業日の間お聞きいただけます。ウェブキャストの再放送はタペストリー・インクのウェブサイト上で5 営業日の間アクセスすることができます。業績説明資料も www.tapestry.com/investors でご覧いただけます。
今後の予定について
タペストリー・インクの 2025年度第2四半期の業績発表は、2025年2月6日(木)の予定です。
今後お知らせを受信されたい方は www.tapestry.com/investors (“Subscribe to E-Mail Alerts”)にご登録をお願いします。
タペストリー・インクについて
タペストリー・インクは、コーチ、ケイト・スペード ニューヨーク、スチュアート・ワイツマンのそれぞれが持つ魅力を集結させたグローバルなマルチブランド企業です。各ブランドが唯一無二の個性をもつ存在でありながら、独自性のある商品と、チャネルや国・地域を超えたブランドならではのカスタマーエクスペリエンスによって定義される革新性と本物志向のコミットメントを共有しています。タペストリー・インクは総合力を発揮して、お客様に感動を与え、コミュニティーに力を与え、ファッション業界をより持続可能なものにするとともに、公平で、インクルージョンとダイバーシティーに富んだ企業へと進化していきます。個々の象徴的ブランドがひとつになることで、無限の可能性を追求できるのです。タペストリー・インクの詳細については http://www.tapestry.com (英語のみ)をご覧ください。タペストリー・インクに関する重要なニュースと情報については、Investor Relations のセクション www.tapestry.com/investors をご覧ください。さらに、投資家の皆様はタペストリー・インクのニュースリリース及び証券取引委員会への報告を引き続きご確認ください。
タペストリー・インクは投資家の皆様への主要な情報の配信網としてこれらを活用しており、一部には重要情報や未公開情報が含まれている場合があります。タペストリー・インクの普通株式はニューヨーク証券取引所でティッカーシンボルTPRで取引されています。
当プレスリリースには将来の見通しが含まれていますが、実際の結果は事業に及ぼす様々なリスクや不確定な事由により現在の見通しと異なる可能性があります。タペストリー・インクは、法律で求められる場合を除き、いかなる理由でも当資料に含まれる将来の見通しに関する記述内容を修正または更新する義務を一切負いません。
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