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タペストリー・インク 2025年度第2四半期の業績を発表 | 通期業績見通しを上方修正

タペストリー・インク 2025年度第2四半期の業績を発表 | 通期業績見通しを上方修正

本資料は、タペストリー・インクが2025年2月6日(木)午前7時(日本時間:同日午後9時)に発表したプレスリリースの日本語翻訳版です。

>> 財務諸表を含むプレスリリース全文

<報道関係者各位>

タペストリー・インク
2025年度第2四半期の業績を発表
通期業績見通しを上方修正

  • 第2四半期の記録となる22億ドルの収益で予想を上回り、コーチの10%成長に牽引されて前年同期比で5%増
  • 売上総利益率は前年同期比280ベーシスポイント増加で拡大を加速
  • 会社の見通しを上回り、報告書ベースで希薄化後1株当たり利益1.38ドル、非GAAPベースでは過去最高の2.00ドルを達成
  • 2025年度中の株主還元20億ドル超に向けて順調に推移
  • 2025年度の収益、営業利益率、EPS、フリーキャッシュフローの見通しを上方修正

こちらのリンクから各ブランドの解説を含む2025年度第2四半期の業績説明資料(英語のみ)がダウンロードできます。

ニューヨーク 2025年2月6日 − ニューヨークに本拠地を置き、アイコニックなアクセサリーとライフスタイルのブランド、コーチ、ケイト・スペード、スチュアート・ワイツマンを展開するグローバル企業 タペストリー・インク(NYSE:TPR)は、本日、2024年12月28日に終了した2025年度第2四半期の業績を報告しました。

タペストリー・インク最高経営責任者のジョアン・クレヴォイセラは次のように述べています。
「2025年度第2四半期の好業績は、タペストリー・インクの卓越したチームと全社一丸となって規律あるブランド構築に取り組んできたことの証しです。重要なホリデーシーズン中、世界中の消費者にイノベーションとクラフトマンシップをもたらし、私たちの成長アジェンダの有意義な前進を実現させました。私たちの成功は、記録的な四半期収益及び調整後1株当たり利益をもたらした大幅な増収増益に明確に反映されています。さらに私たちは、優れた業績を生み出せる強い位置づけを活かし、2025年度の見通しを引き上げると同時に、競争優位性を高めて強靭な成長を促すための戦略的投資を行っていきます。当社の明るい未来と、継続的かつ意義深い価値創造に向けた魅力的な機会が続くことを確信しています」

タペストリー・インクの業績及び戦略に関する主なハイライト
2025年度第2四半期中、タペストリー・インクは戦略的プライオリティーを前進させ、世界的な経済情勢及び消費環境の複雑化にもかかわらず、収益及び希薄化後1株当たり調整後利益の上昇と好調なキャッシュフロー創出を成し遂げました。主なハイライトは以下の通りです。

お客様との永続的な関係性の構築

  • 新規顧客獲得を加速。北米だけで約270万人の新規顧客を獲得し、その半数以上がZ世代及びミレニアル世代でした。

グローバルな成長を強化

  • 収益は全地域でタペストリー・インクの見通しを上回り前年同期比で5%増となりました。ヨーロッパ(42%増)、北米(4%増)、APAC全体(1%増)が恒常通貨ベースで増収となり、ブランドの勢いを反映して粗利と収益性が上昇したコーチの10%成長に牽引されています。
  • 希薄化後1株当たり調整後利益はタペストリー・インクの見通しを0.30ドル以上上回る20%超の成長率となりました。これは、優れた業務パフォーマンス(0.17ドル増)、自社株買戻しの結果(0.08ドル増)、見込みより有利な税率になったこと(0.08ドル増)が寄与しています。
  • 営業活動によるキャッシュフローは5億ドル超、調整後フリーキャッシュフローは約8億9,000万ドルと好調でした。

魅力的なオムニチャネル・エクスペリエンスを提供

  • クリエイティビティーとタペストリー・インクのデータ及びアナリティクス機能の融合に支えられ、ブランドへの渇望感、お客様とのつながり、文化的共感の促進にフォーカスした唯一無二のシームレスなオムニチャネル・エクスペリエンスを提供しました
  • D2C売上で4%増を達成しました。これにはデジタルでの1桁台後半の増収と、すべてのチャネルで収益性が高まったことによる世界的な実店舗の1桁台前半の売上増を含みます。

ファッションの革新性と製品の卓越性の向上

  • コーチに代表されるように、魅力的なイノベーションをお客様にもたらし、レザー製品全体で広範な顧客層から支持され、ハンドバッグの強力な収益成長と平均小売単価を押し上げました。
  • 優れた業務パフォーマンス(260ベーシスポイント増加)と運送費の低下(20ベーシスポイント増加)により、売上総利益率を280ベーシスポイント大幅拡大させたことで、引き続き規律あるブランドビルダーかつ事業者であることが裏付けられました。
  • タペストリー・インクのアジャイル・サプライチェーンを活用し、クラフトマンシップと価値をグローバルに提供することで、会社全体の加速度的な成長を後押ししました。

株主還元プログラム
タペストリー・インクの好調な業績、堅調なバランスシート、大幅なフリーキャッシュフローの創出、今後の成長見通しを踏まえ、2025年度は配当と自社株買いによって20億ドル以上、フリーキャッシュフローの100%以上を株主還元する予定です。

  • 配当金の支払い:タペストリー・インクの取締役会は2025年3月6日の営業終了時点の株主名簿記載の株主に対し、2025年3月24日に普通株式1株当たり0.35ドルの四半期現金配当を行うと宣言しました。既報の通り、2025年度、タペストリー・インクは引き続き1株当たり1.40ドルの年間配当を維持できると見込んでいます。
  • 自社株買戻しプログラム:既報の通り、2025年度第2四半期中、タペストリー・インクは20億ドルのASR(Accelerated Share Repurchase)取引を実施しました。このASR取引に基づき、2024年11月26日に普通株式2,840万株の初回引き渡しを受けました。タペストリー・インクが購入する株式総数は、各ASR取引期間中の特定の日におけるタペストリー・インクの普通株式の出来高加重平均価格からディスカウント分を差し引いた価格に基づきますので、ASR取引の契約条件に従って調整されることがあります。ASR取引に加えて、当社の前回承認済み自己株式取得枠の残高は合計8億ドルです。

2025年度第2四半期の業績

  • 純売上高は合計22億ドルで、報告書ベース及び恒常通貨ベースで前年同期比5%増となりました。当期中、ドル高による30ベーシスポイントの為替差損が反映されています。
  • 売上総利益は合計16億3,000万ドル、売上総利益率は74.4%となりました。これには業務改善による260ベーシスポイントと運送費低下による20ベーシスポイントの恩恵が寄与しています。なお前年同期の売上総利益は14億9,000万ドル、売上総利益率は71.6%でした。
  • 販管費は報告書ベースで合計11億4,000万ドル、対売上比の販管費率は51.9%、非GAAPベースで合計10億8,000万ドル、対売上比の販管費率は49.4%となりました。なお前年同期の販管費は報告書ベースで合計10億5,000万ドル、対売上比の販管費率は50.2%、非GAAPベースで合計10億2,000万ドル、対売上比の販管費率は48.7%でした。
  • 営業利益は報告書ベースで4億9,300万ドル、営業利益率は22.4%、非GAAPベースで5億4,800万ドル、営業利益率は24.9%となりました。なお前年同期の営業利益は報告書ベースで4億4,800万ドル、営業利益率は21.5%、非GAAPベースで4億7,600万ドル、営業利益率は22.8%でした。
  • 負債の消滅による損失は報告書ベースで1億2,000万ドルとなりました。これは主にカプリ・ホールディングス・リミテッドとの合併合意の解除に伴う買収関連の負債の償還を反映しています。また非GAAPベースでは100万ドルでした。なお前年同期は負債の消滅による費用はありませんでした。
  • 支払利息の総額は報告書ベースで2,500万ドル、非GAAPベースでは200万ドルとなりました。なお前年同期の支払利息の総額は報告書ベースで4,900万ドル、非GAAPベースで500万ドルでした。
  • その他の支出は300万ドルでした。なお前年同期のその他の収入は500万ドルでした。
  • 純利益は3億1,000万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.38ドルとなりました。非GAAPベースの純利益は4億5,000万ドル、希薄化後1株当たり利益は2.00ドルです。なお前年同期の純利益は3億2,200万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.39ドル、非GAAPベースの純利益は3億7,700万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.63ドルでした。2025年度第2四半期の税率は報告書ベースで10.1%、非GAAPベースで17.1%です。なお前年同期の税率は報告書ベースで20.0%、非GAAPベースで20.8%でした。

収益情報の概要(未監査)- 単位は100万ドル

収益情報の概要(未監査)- 単位は100万ドル貸借対照表とキャッシュフローに関する主なハイライト

  • 現金及び現金等価物、並びに短期投資の合計は10億ドル、借入金残高の合計は27億ドル、そのうち純有利子負債は17億ドルでした。調整後EBITDAに対する総負債に基づくレバレッジ比率は四半期末時点で1.6倍でした。また、タペストリー・インクは合計3億300万ドルの社債を2025年4月の満期時に償還する予定です。
  • 棚卸資産は前年度末の8億2,500万ドルに対して9億3,700万ドルとなり、予想通り前年度から増加しました。
  • 2025年度第2四半期の営業活動によるキャッシュフローは前年同期の8億2,700万ドルの流入に対して5億600万ドルの流入でした。年初来の営業活動によるフリーキャッシュフローは、前年同期の9億200万ドルの流入に対して6億2,600万ドルの流入でした。2025年度第2四半期の調整後フリーキャッシュフローは前年同期の8億5,900万ドルの流入に対して8億9,100万ドルの流入でした。年初来の調整後フリーキャッシュフローは、前年同期の約9億2,500万ドルの流入に対して9億3,200万ドルの流入でした。
  • 2025年度第2四半期の設備投資及びクラウド化に関連する導入費用は前年同期の3,000万ドルに対して3,900万ドルでした。年初来の設備投資及びクラウド化に関連する導入費用は前年同期の5,900万ドルに対して6,900万ドルでした。

非GAAPの調整
2025年度第2四半期中、タペストリー・インクは税引前利益を1億9,800万ドル、純利益を1億4,000万ドル、希薄化後1株当たり利益を0.62ドルそれぞれ減少させた特定の項目を計上しました。これらの項目は買収に関する費用で、主に負債の消滅、費用の精算、資金調達や専門家の費用に関連するものです。

GAAPから非GAAPへの調整の詳細については、本プレスリリースの財務諸表をご覧ください。

業績見通し
タペストリー・インクは非GAAPベースの2025年度業績見通しを引き上げ、現在のところ以
下の通り見込んでいます。

  • 収益は、予想される50ベーシスポイント以上の通貨の逆風を含み、報告書ベースで前年比約3%増加して68億5,000万ドル超。これは報告書ベース及び恒常通貨ベースで前年比約1%から2%増加するという前回ガイダンスを上回ります。
  • 営業利益率は、前回ガイダンスの50ベーシスポイント超に対して、前年比で約100ベーシスポイントの拡大。
  • 前回ガイダンスの受取利息2,000万ドルに対し、支払利息の総額は約3,500万ドル。この見通しの修正は、新たな債権発行に伴う利息とASR取引の実施に伴う現金残高の低下を反映するものです。
  • 税率は、前回ガイダンスの約19%に対して約17%から18%。
  • 希薄化後の加重平均株式数は約2億2,300万株。前回ガイダンスの約2億3,800万株に対して自社株買い戻しの恩恵を反映しています。
  • 希薄化後 1 株当たり利益は4.85ドルから4.90ドルの範囲で前年比13%から14%の成長。タペストリー・インクの前回ガイダンスの4.50ドルから4.55ドルの範囲から上昇しています。この見通しの引き上げには、2025年度第2四半期の優れた業務パフォーマンスによる0.17ドル、自社株買いによる純利益が0.10ドル、有利な税率による純利益が0.08ドル、予想される為替の逆風による一部相殺が含まれています。
  • 調整後フリーキャッシュフローは、前回見通しの11億ドルに対して約12億ドル。

この見通しは以下を前提としていることにご留意ください。

  • カプリ・ホールディングス・リミテッド買収解消に関連した収益、利息の総額、利益の影響が含まれていないこと。
  • 米ドル高は進まないこと。予測時点でのスポットレートに基づく情報による。
  • インフレ圧力や消費者心理が大幅に悪化しないこと。
  • 一般特恵関税制度(GSP)復活の可能性による恩恵を受けないこと。
  • 米国大統領政権交代に起因する将来的な政策変更に関連する影響を受けないこと。当社の見通しには、2025年2月4日に適用開始された中国からの輸入品に対する10%追加関税に関する予想は織り込み済みであり、2025年度業績への影響は軽微と見込んでいます。

これら及びその他の外的要因の動的な性質を鑑みると、業績が今回の見通しから大きく異なる可能性があります。

業績見通し:非 GAAP への調整
タペストリー・インクは、本プレスリリース及びカンファレンスコールにおいて提示された非GAAP財務指標をGAAPと完全に調整して提供することができません。これは指標に影響を与える特定の重要項目がまだ発生しておらず、現時点で合理的に見積もることができないためです。従って、タペストリー・インクの非GAAP財務指標のガイダンスのGAAP指標との調整は非論理的な手続きなく提示し得ません。

カンファレンスコールについて
タペストリー・インクは、本日2025年2月6日午前8時00分(米国東部標準時)に、今回発表の業績についてのカンファレンスコールを実施します。ご関心のある方は、インターネットにてライブのウェブキャスト www.tapestry.com/investors にアクセスされるか、カンファレンスコール(1-866-847-4217または1-203-518-9845にダイアルし、カンファレンスID 2684017を入力してください)へお申し込みください。電話による再放送(1-800-283-4641または1-402-220-0851にダイアル)は同日の米国東部標準時、正午より5営業日の間お聞きいただけます。ウェブキャストの再放送はタペストリー・インクのウェブサイト上で5 営業日の間アクセスすることができます。業績説明資料も www.tapestry.com/investors でご覧いただけます。

今後の予定について
タペストリー・インクの 2025年度第3四半期の業績発表は、2025年5月8日(木)の予定です。

今後お知らせを受信されたい方は www.tapestry.com/investors (“Subscribe to E-Mail Alerts”)にご登録をお願いします。

タペストリー・インクについて
タペストリー・インクは、コーチ、ケイト・スペード ニューヨーク、スチュアート・ワイツマンのそれぞれが持つ魅力を集結させたグローバルなマルチブランド企業です。各ブランドが唯一無二の個性をもつ存在でありながら、独自性のある商品と、チャネルや国・地域を超えたブランドならではのカスタマーエクスペリエンスによって定義される革新性と本物志向のコミットメントを共有しています。タペストリー・インクは総合力を発揮して、お客様に感動を与え、コミュニティーに力を与え、ファッション業界をより持続可能なものにするとともに、公平で、インクルージョンとダイバーシティーに富んだ企業へと進化していきます。個々の象徴的ブランドがひとつになることで、無限の可能性を追求できるのです。タペストリー・インクの詳細については http://www.tapestry.com (英語のみ)をご覧ください。タペストリー・インクに関する重要なニュースと情報については、Investor Relations のセクション www.tapestry.com/investors をご覧ください。さらに、投資家の皆様はタペストリー・インクのニュースリリース及び証券取引委員会への報告を引き続きご確認ください。タペストリー・インクは投資家の皆様への主要な情報の配信網としてこれらを活用しており、一部には重要情報や未公開情報が含まれている場合があります。タペストリー・インクの普通株式はニューヨーク証券取引所でティッカーシンボルTPRで取引されています。

当プレスリリースには将来の見通しが含まれていますが、実際の結果は事業に及ぼす様々なリスクや不確定な事由により現在の見通しと異なる可能性があります。タペストリー・インクは、法律で求められる場合を除き、いかなる理由でも当資料に含まれる将来の見通しに関する記述内容を修正または更新する義務を一切負いません。

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