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タペストリー・インク 2025年度第3四半期の業績を発表|通期業績見通しを上方修正

タペストリー・インク 2025年度第3四半期の業績を発表|通期業績見通しを上方修正

本資料は、タペストリー・インクが2025年5月8日(木)午前7時(日本時間:同日午後8時)に発表したプレスリリースの日本語翻訳版です。

>> 財務諸表を含むプレスリリース全文

<報道関係者各位>

タペストリー・インク
2025年度第3四半期の業績を発表
通期業績見通しを上方修正

予想を上回る成長率で第3四半期の記録となる収益とEPSを達成

  • 前年同期比7%増(恒常通貨ベースで8%増)となる16億ドルの収益。コーチの13%成長(恒常通貨ベースで15%成長)が牽引
  • 売上総利益率が拡大し前年同期より140ベーシスポイント増加
  • GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は前年同期比60%増の0.95ドル、非GAAPベースでは前年同期比27%増の1.03ドルを達成
  • 2025年度中の20億ドル超の株主還元に向けて順調に推移
  • 2025年度の収益、利益、キャッシュフローの見通しを上方修正

こちらのリンクから各ブランドの解説を含む2025年度第3四半期の業績説明資料(英語のみ)がダウンロードできます。

ニューヨーク 2025年5月8日 − ニューヨークに本拠地を置き、アイコニックなアクセサリーとライフスタイルのブランド、コーチ、ケイト・スペード、スチュアート・ワイツマンを展開するグローバル企業 タペストリー・インク(NYSE:TPR)は、本日、2025年3月29日に終了した2025年度第3四半期の業績を報告しました。

タペストリー・インク最高経営責任者 ジョアン・クレヴォイセラのコメント

「2025年度第3四半期の好業績は、タペストリー・インクの強みを確固たるものとしています。増収増益を加速させ、年度見通しを引き上げたことで、当社のブランド構築力と世界各国の消費者との結びつきを実証しました。重要なことは、複雑な外的状況にもかかわらず、当社のビジョンは引き続き明確だということです。いかなる状況にも適応して成功していくために、今後も行動を重視し、世界的な規模、魅力的な価値、強力なファンダメンタルといった当社の競争優位性を活かしていきます。私たちは将来に自信を持っており、持続的な成長と株主価値を提供する意味のある機会に期待しています。」

タペストリー・インクの業績及び戦略に関する主なハイライト

2025年度第3四半期を通して、タペストリー・インクは戦略的優先事項を進めました。主なハイライトは以下の通りです。

お客様との永続的な関係性の構築

  • 北米で120万人を超える新規顧客を獲得し、その約3分の2がZ世代及びミレニアル世代で、増加が前年を上回りました。

グローバルな成長を強化

  • 収益は予想を上回り恒常通貨ベースで前年同期比8%増を達成恒常通貨ベースで増収となったヨーロッパ(35%増)、北米(9%増)、APAC全体(4%増)と、恒常通貨ベースで15%の増収となったコーチに牽引されています。
  • 希薄化後1株当たり利益は非GAAPベースで27%上昇03ドル。タペストリー・インクの見通しを0.15ドル超上回りました。これには、経費計上のタイミングが第4四半期にずれこんだことに関連する0.05ドルの恩恵が含まれます。

魅力的なオムニチャネル・エクスペリエンスを提供

  • D2Cは恒常通貨ベースで9%増収これにはデジタルでの10%台半ばの増収と世界中の実店舗での1桁台半ばの売上増が含まれており、クリエイティビティーとタペストリー・インクのデータアナリティクス機能の融合に支えられた全チャネルでの強力な収益性の高まりが寄与しています。

ファッションの革新性と製品の卓越性の向上

  • 魅力的なイノベーションと広範に支持されたレザー製品全体により、コーチにおけるハンドバッグの大幅な収益成長と平均小売単価の10%台半ばの上昇を加速させました。
  • ブランドマーケティングへの継続的な追加投資などタペストリー・インクの優れた業務パフォーマンスと規律ある遂行を反映し、売上総利益率及び非GAAPベースの営業利益率が140ベーシスポイント拡大しました。
  • タペストリー・インクのグローバルなアジャイル・サプライチェーンを活用することで、消費者にイノベーションと価値を提供し、会社全体の加速度的な成長、利益率の拡大、厳格な在庫管理を支えました。

株主還元プログラム
タペストリー・インクの好調な業績、堅調なバランスシート、大幅なフリーキャッシュフローの創出、今後の成長見通しを踏まえ、2025年度は引き続き配当と自社株買いによって20億ドル超、調整後フリーキャッシュフローの100%超を株主還元する予定です。

  • 配当金の支払い:タペストリー・インクの取締役会は2025年6月6日の営業終了時点の株主名簿記載の株主に対し、2025年6月23日に普通株式1株当たり35ドルの四半期現金配当を行うと宣言しました。既報の通り、2025年度、タペストリー・インクは引き続き1株当たり1.40ドルの年間配当を維持できると見込んでいます。
  • 自社株買戻しプログラム:既報の通り、タペストリー・インクが昨年11月に実施した20億ドルのASR(Accelerated Share Repurchase)取引は2025年度第3四半期中も継続中でした。ASR取引に加えて、当社の前回承認済み自己株式取得枠の残高は合計8億ドルです。

2025年度第3四半期の業績

  • 純売上高は合計15億8,000万ドルで前年同期比7%増、恒常通貨ベースでは前年同期比8%増となりました。当期中、ドル高による約150ベーシスポイントの為替差損が反映されています。
  • 売上総利益は合計12億1,000万ドル、売上総利益率は1%となりました。これには業務改善による約140ベーシスポイントの恩恵が寄与しています。なお前年同期の売上総利益は11億1,000万ドル、売上総利益率は74.7%でした。
  • 販管費はGAAPベースで合計9億5,200万ドル、対売上比の販管費率は1%、非GAAPベースで合計9億2,900万ドル、対売上比の販管費率は58.6%となりました。なお前年同期の販管費はGAAPベースで合計9億300万ドル、対売上比の販管費率は60.9%、非GAAPベースで合計8億6,800万ドル、対売上比の販管費率は58.6%でした。
  • 営業利益はGAAPベースで2億5,400万ドル、営業利益率は0%、非GAAPベースで2億7,700万ドル、営業利益率は17.5%となりました。なお前年同期の営業利益はGAAPベースで2億400万ドル、営業利益率は13.8%、非GAAPベースで2億3,900万ドル、営業利益率は16.1%でした。
  • 支払利息の総額は1,500万ドルでした。なお前年同期はGAAPベースで3,200万ドルの支払利息、非GAAPベースで100万ドルの受取利息でした。
  • その他の収入は100万ドルでした。なお前年同期のその他の支出は300万ドルでした。
  • 純利益はGAAPベースで2億300万ドル、希薄化後1株当たり利益は95ドル、非GAAPベースで2億2,000万ドル、希薄化後1株当たり利益は1.03ドルとなりました。なお前年同期の純利益はGAAPベースで1億3,900万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.60ドル、非GAAPベースで1億9,000万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.81ドルでした。2025年度第3四半期の税率はGAAPベースで14.9%、非GAAPベースで16.4%です。なお前年同期の税率はGAAPベースで17.7%、非GAAPベースで19.9%でした。

収益情報の概要(未監査)単位は100万ドル
収益情報の概要(未監査)- 単位は100万ドル

貸借対照表とキャッシュフローに関する主なハイライト

  • 現金及び現金等価物、並びに短期投資の合計は11億ドル、借入金残高の合計は27億ドル、そのうち純有利子負債は16億ドルでした。調整後EBITDAに対する総負債に基づくレバレッジ比率は第3四半期末時点で6倍でした。また四半期末の後、タペストリー・インクは2025年4月満期の社債、合計3億300万ドルを予定通り償還しました。
  • 棚卸資産は、売却目的で保有する資産に分類されるスチュアート・ワイツマンの棚卸資産8,700万ドルを除いて、予想通り8億7,400万ドルとなりました。なお前年度末の棚卸資産は8億2,400万ドルでした。
  • 2025年度第3四半期の営業活動によるキャッシュフローは前年同期の9,800万ドルの流入に対して1億4,400万ドルの流入でした。年初来の営業活動によるキャッシュフローは、前年同期の約10億ドルの流入に対して7億7,000万ドルの流入でした。2025年度第3四半期の調整後フリーキャッシュフローは前年同期の2,200万ドルの流入に対して1億3,500万ドルの流入でした。年初来の調整後フリーキャッシュフローは、前年同期の9億4,600万ドルの流入に対して約11億ドルの流入でした。
  • 2025年度第3四半期の設備投資及びクラウド化に関連する導入費用は前年同期の2,900万ドルに対して3,600万ドルでした。年初来の設備投資及びクラウド化に関連する導入費用は前年同期の8,800万ドルに対して1億500万ドルでした。

非GAAPの調整
2025年度第3四半期中、タペストリー・インクは税引前利益を2,400万ドル、純利益を1,700万ドル、希薄化後1株当たり利益を0.08ドルそれぞれ減少させた特定の項目を計上しました。これらの項目は、慣習的な完了条件に従って2025年夏に完了する見込みのスチュアート・ワイツマン ブランドの売却に起因する買収及び売却に関する費用であり、僅少ながら非経常的な組織効率化費用も含まれています。

GAAPから非GAAPへの調整の詳細については、本プレスリリースの財務諸表をご覧ください。

業績見通し
タペストリー・インクは非GAAPベースの2025年度業績見通しを引き上げ、現在のところ以下の通り見込んでいます。

  • 収益は、予想される50ベーシスポイント弱の為替の逆風を含み、報告書ベースで前年比4%増加して約69億5,000万ドル。これは前年比約3%増加するという前回ガイダンスを上回ります。
  • 営業利益率は、前回ガイダンスと変わらず前年比で約100ベーシスポイントの拡大。
  • 支払利息の総額は、前回ガイダンスの3,500万ドルに対して約2,500万ドル。
  • 税率は、前回ガイダンスの約17%から18%の範囲に対して約5%。
  • 希薄化後の加重平均株式数は、前回ガイダンスと同じく約2億2,300万株。
  • 希薄化後 1 株当たり利益は、10%台後半の前年比成長率を反映して00ドルの範囲。タペストリー・インクの前回ガイダンスの4.85ドルから4.90ドルの範囲から上昇しています。
  • 調整後フリーキャッシュフローは、前回ガイダンスの12億ドルに対して約13億ドル。

この見通しは以下を前提としていることにご留意ください。

  • 2025年4月10日時点の最新の通商政策に従い、米国に輸入される物品に対する関税の予測を組み込んでいます。これには予測されている、中国からの輸入品への145%追加関税、その他の諸外国からの輸入品への10%追加関税が含まれます。これらの関税について、販売及び輸送のタイミングにより、2025年度業績への影響は軽微だと見込んでいます。
  • 外貨換算レートは予測時点でのスポットレートによるものです。
  • インフレ圧力や消費者心理の大幅な悪化はない想定です。
  • 手続き中のスチュアート・ワイツマン ブランド売却に伴う一時的な取引費用は含まれていません。売却は慣習的な完了条件に従って2025年夏に完了する見込みです。2025年度の見通しには引き続き年度末まで当該ブランド事業が含まれます。
  • タペストリー・インクの組織効率化の取り組みに伴う非経常的費用を除きます。
  • カプリ・ホールディングス・リミテッド買収解消に関連した利息の総額及び利益の影響を除きます。

これら及びその他の外的要因の動的な性質を鑑みると、業績が今回の見通しから大きく異なる可能性があります。

業績見通し:非 GAAP への調整

タペストリー・インクは、本プレスリリース及びカンファレンスコールにおいて提示された非GAAP財務指標をGAAPと完全に調整して提供することができません。これは指標に影響を与える特定の重要項目がまだ発生しておらず、現時点で合理的に見積もることができないためです。従って、タペストリー・インクの非GAAP財務指標のガイダンスのGAAP指標との調整は非論理的な手続きなく提示し得ません。

カンファレンスコールについて
タペストリー・インクは、本日2025年5月8日午前8時00分(米国東部標準時)に、今回発表の業績についてのカンファレンスコールを実施します。ご関心のある方は、インターネットにてライブのウェブキャスト www.tapestry.com/investors にアクセスされるか、カンファレンスコール(1-866-847-4217または1-203-518-9845にダイアルし、カンファレンスID 9290746を入力してください)へお申し込みください。電話による再放送(1-800-283-4641または1-402-220-0851にダイアル)は同日の米国東部標準時、正午より5営業日の間お聞きいただけます。ウェブキャストの再放送はタペストリー・インクのウェブサイト上で5 営業日の間アクセスすることができます。業績説明資料も www.tapestry.com/investors でご覧いただけます。

今後の予定について
タペストリー・インクの 2025年度第4四半期及び通期の業績発表は、2025年8月14日(木)の予定です。

今後お知らせを受信されたい方は www.tapestry.com/investors (“Subscribe to E-Mail Alerts”)にご登録をお願いします。

タペストリー・インクについて
タペストリー・インクは、コーチ、ケイト・スペード ニューヨーク、スチュアート・ワイツマンのそれぞれが持つ魅力を集結させたグローバルなマルチブランド企業です。各ブランドが唯一無二の個性をもつ存在でありながら、独自性のある商品と、チャネルや国・地域を超えたブランドならではのカスタマーエクスペリエンスによって定義される革新性と本物志向のコミットメントを共有しています。タペストリー・インクは総合力を発揮して、お客様に感動を与え、コミュニティーに力を与え、ファッション業界をより持続可能なものにするとともに、公平で、インクルージョンとダイバーシティーに富んだ企業へと進化していきます。個々の象徴的ブランドがひとつになることで、無限の可能性を追求できるのです。タペストリー・インクの詳細については http://www.tapestry.com (英語のみ)をご覧ください。タペストリー・インクに関する重要なニュースと情報については、Investor Relations のセクション www.tapestry.com/investors をご覧ください。さらに、投資家の皆様はタペストリー・インクのニュースリリース及び証券取引委員会への報告を引き続きご確認ください。タペストリー・インクは投資家の皆様への主要な情報の配信網としてこれらを活用しており、一部には重要情報や未公開情報が含まれている場合があります。タペストリー・インクの普通株式はニューヨーク証券取引所でティッカーシンボルTPRで取引されています。

当プレスリリースには将来の見通しが含まれていますが、実際の結果は事業に及ぼす様々なリスクや不確定な事由により現在の見通しと異なる可能性があります。タペストリー・インクは、法律で求められる場合を除き、いかなる理由でも当資料に含まれる将来の見通しに関する記述内容を修正または更新する義務を一切負いません。

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